エアコンから水漏れする『3つ』の原因

冷房運転をしている時に、急に室内機からボタボタと水が落ちてきた経験はありませんか?

考えられる原因は大きく分けて3つあります。

 

エアコン水漏れの原因と対処法

 

①ドレンホースの詰まり

室内機からの漏水の原因は、ほとんどがドレンホースの詰まりです。

(ドレンホースとは、エアコン内部で発生した水を屋外へ流すためのホースです。)

では、ドレンホースはなぜ詰まってしまうのでしょう。

いろいろ考えられますが、中でも多いのが、室内機の内部まで入った埃が排水と一緒に流れて、

ドレンホースの中に蓄積してしまうことです。

ドレンホースが詰まると、排水の行き場がなくなり室内機にあるドレンパン(排水された水を受け取る皿)

が満水になり、溢れ出てしまうのです。

他にも、ドレンホースが詰まる原因として、

外部から虫などがホースの中に侵入して詰まる。

気づかないうちにホースを踏んでしまい、ホースがへしゃげて詰まるなどが考えられます。

普段からエアコンのメンテナンスを定期的にすることで、こういったトラブルを予防することができます。

エアコンのメンテナンスについて詳しくは こちら をご覧下さい。

 

エアコンから水漏れした場合の(対処法)

できれば設置した業者に見てもらった方が安全で確実ですが、

一刻も早く水漏れを解消するには次にご紹介する方法が効果的です。

まずは、必ずエアコンのコンセントを抜き

室内機の下に水がこぼれる恐れがありますので、物を避けるか養生します。

室内機の前面パネルを開けて、フィルターやダストボックスなどの埃を取り除きます。

室内機がある程度綺麗になったら、前面パネルは開けたまま、フィルターなども外したままにして、

外部のドレンホースの排水出口を見に行きます。

ホースが踏み潰されていないことなどを確認して、ホースの先端から強く息を吹き込みます

この時、ホースに直接口が触れないように手で握って吹くなど、工夫してください。(絶対に吸ってはいけません)

何回か吹くと、ドレンホースの先端から詰まっていた水と一緒にヘドロなどの異物が出てきます。

室内機に戻り、吹き返した水滴などを拭き取り、フィルターやダストボックスなどを元どおりにセットしてパネルを閉じます。

これでしばらく冷房運転をかけて様子を確認します。

まだ水が落ちてくるようでしたら、設置業者などに依頼することをお勧めします。

息を吹き込むのが困難な場合、サクションポンプを使うと簡単に吹くことも吸うこともできますのでおすすめです。

②ドレンホースの勾配不足

室内機から発生する水は勢いのある排水ではないので、

ドレンホースには必ず勾配が必要になります。

排水される側と少しでも逆に勾配があると必ず漏水します。

上記の、埃などが詰まって漏水しているのでなければドレンホースの勾配不足が考えられます。

このような場合は設置業者に依頼して確認してもらうことをお勧めします。

 

③本体の不良

これは本当に稀ですが、室内機の熱交換器から発生した水を受け止めてドレンホースへと導く(ドレンパン)

という部品があるのですが、これにヒビや割れがあって漏水するケースを何度か見たことがあります。

本体が不良で漏水することは滅多にありませんが、上記の埃などの詰まりや勾配不足などが問題ないようであれば、

メーカーに依頼して、本体不良の判定をしてもらうことになります。

 

エアコンから漏水する原因をまとめてみましたが、

本体の不良や勾配不足などでなければ、埃などの詰まりが原因となることが多いです。

お掃除機能付きエアコンであっても、定期的にダストボックスなどのメンテナンスは必要です。

普段からのお掃除で、修理代などの出費も抑えられますし、エアコン本来の能力を出し切ることができて、

節電にもつながります

 

(注意)ここでご紹介する事を実践する場合は、必ず自己責任で行ってください。

また、エアコン設置に伴う作業の中には電気工事士などの国家資格が必要なことも多々ありますので、

よくご確認の上行うようにして下さい。

エアコン設置にまつわる電気工事については こちら をご覧下さい。

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

このブログが少しでもあなたの参考になり後悔しないエアコン選びをお手伝いできるなら幸せです。