『昔のエアコンはよく冷えて長持ちした』という話を聞くことがあります。
私もほんとにそのとおりだと思うのですが、
ではどうして昔のエアコンに比べて、現在のエアコンは寿命が短く感じるのでしょうか。
一昔前のエアコンは、現在のエアコンの様に多彩な機能などはほとんど無く、
風量、風向、冷房、暖房、ほどの機能しかありませんでしたし、機種によっては暖房もないものもありました。
現在のエアコンは、自動でこまめな温度や風量調節が可能ですが、
以前のエアコンは、部屋が設定温度に達すると『カチン』と音がして完全に室外機が停止して、
部屋の温度が1度でも変化すると、また『カチン』と音がして室外機が動き出します。
この様に,入り切りが頻繁に行われていたため、(電気代)はかなり高かった様です。
多彩なセンサーや快適機能は無く、こまめに部屋の温度を監視して調節することができないため、
一気に冷やし、停止して、また一気に冷やすの繰り返しでしたので、よく冷えた様に感じられたのだと思います。
恐らく、快適と言うよりは、ただ部屋を冷やすことがエアコンの役目だったのでしょう。
恐らく、そもそも故障する箇所が少なかったのだと思います。
現在のエアコンは様々な快適機能を搭載して、たくさんのセンサーなどの電子部品が備わっています。
そのうち小さな電子部品の一つが不具合を起こすと、エラーが起きたと判断して動かなくなることがあります。
以前のエアコンは、快適機能やセンサーなどの電子部品が現在のエアコンと比べて圧倒的に少なく、
その分、故障するリスクも少なかったのだと思います。
現在の家庭用エアコンの室内機には、『設計上の標準使用期間10年』などのステッカーが貼られています。
このステッカーは、標準使用期間を超えて使用した場合、発火などによる怪我や事故につながる恐れがあることを
記載しています。
あまり言いたくありませんが、家電製品なのでそれなりに当たり外れはあると思いますが、
私の経験では、やはりエアコンを買い換える時期は10年前後が多い様に思います。
上記の様な、エアコンに組み込まれた電子部品の中には、快適性を保つ目的では無く、安全性を保つ目的のものも存在します。
エアコンは決して安い買い物ではありませんので、
壊れない限り躊躇してしまいそうですが、10年前後を寿命と考えるのが良さそうです。
最後までご覧頂きありがとうございます。
このブログが少しでもあなたの参考になり後悔しないエアコン選びをお手伝いできるなら幸せです。