家庭用ルームエアコンでは補えないような、広い空間や人の多い場所などを空調できるのが、
業務用エアコンです。
(パッケージエアコン)や(カスタムエアコン)などとも呼ばれています。
主に小規模から中規模のオフィスや店舗、などで使われる事が多いです。
家庭用のエアコンに比べ快適機能や便利機能などは劣りますが、耐久性に優れ、能力も家庭用エアコンを
遥かに上回るラインナップがあります。
室内機のタイプは、使用する空間に合わせて効率よく空調できるように様々なバリエーションがあります。
壁掛けタイプ
一般的な家庭用ルームエアコンと同じ形状の室内機です。
施工方法なども家庭用エアコンと同じです。
天井カセット型
天井に埋め込まれたタイプで、空間をスッキリと見せる事ができ、
吹き出しは360度・4方向(3方向も可)・2方向・1方向などがあります。
天井から送風するため、空間を効率よく空調できます。
オフィスなどで多く使用されています。
天井吊り型
天井からボルトで吊り下げるタイプで、風量は強めで比較的遠くまで気流を届ける事ができます。
施工性の良さなどから、最近では学校の教室などで設置される事が多いです。
床置き型
人の身長ほどの箱型の室内機で、床に設置して使用します。
比較的風量が強く、上下左右に送風する事ができるので、空間を効率よく空調できます。
設置されている周辺は、背の高い扇風機の様な送風ですので、オフィスなどには不向きに思います。
たまに銭湯の脱衣場などで見かけることがあります。
天井埋め込みダクト型
室内機本体は天井裏に設置され、
室内機から出たダクト(気流を流すための管)を任意の場所で設置し、送風する事ができます。
室内機が露出しておらず、空調システムを目立たなくする事ができるため、
ホテルなどで使われていることがあります。
このように、業務用エアコンは耐久性や能力も高く、人の集まる場所や、
条件が限られる場所などではなくてはならない空調機です。
業務用エアコンとは言いますが、耐久性や能力の高さから、
一般住宅にも採用されることがあります。
その場合、業務用エアコンの機種や能力にもよりますが、使用する電源は一般家庭の電灯ではなく、
動力電源が必要になる場合があり、施工業者などと相談検討の必要があります。
最後までご覧頂きありがとうございます。
このブログが少しでもあなたの参考になり後悔しないエアコン選びをお手伝いできるなら幸せです。