ハウジングエアコン(埋め込み型エアコン)とは

例えばあなたが理想の新築を建てるとして、何に重点を置いて考えますか。

おうちの外観?快適さ?インテリア?

やはり新しくお家を建てるのですからインテリアには気を使いたいと思う方もたくさんおられるのではないでしょうか。

理想のインテリアを思い描いてみたとき、

やはりエアコンはいくら壁紙の色にマッチしていても、できればあまり目立って欲しくはありませんよね。

そんな方におすすめするのがハウジングエアコンです。

 

ハウジングエアコンとは
1方向吹き出しの天井埋め込み型ハウジングエアコン

 

お家の壁や天井に室内機を埋め込んで目立ちにくくしてくれるエアコンのことです。

室内機の仕上がりは壁や天井面と完全に面が揃うわけではありませんが、突起物としては数センチの前面パネルだけになります。

このパネルもメーカーや機種によっては様々な色が用意されていて、

例えば和室によく馴染むように本当の木材を使用した格子状のパネルなんかもあります。

室外機とつながる配管は、基本的に屋外までは隠蔽(天井裏など)で施工され、

インテリアを邪魔することなく、目立ちません。

 

ハウジングエアコンを設置する際の注意点。

まずは、既に仕上がってしまっているお家には設置が難しいことです。

室内機やエアコン配管を埋め込んでしまうという特徴上、

既に天井や壁が仕上がってしまっていると建物の様々な構造物が干渉してしまい、

室内機の埋め込みができなかったり、配管が露出したりするからです。

次に、将来的(例えば10年後)に故障などした場合には、

基本的には同じタイプ(壁埋め込みタイプや天井埋め込みタイプ)のハウジングエアコンと交換になるのですが、

その際に配管が新しい物と入れ替えができない場合(配管も隠蔽されている為)は

既に10年使用した配管を再利用しなければならない場合があります。

また、一般的な家庭用壁掛けエアコンと比較して、本体代、施工費なども高額になる傾向があります。

埋め込み配管(隠蔽配管)について詳しくは こちら をご参照下さい。

 

このように、ハウジングエアコンは設置できる条件やタイミングが限られてきますが、

エアコンの室内機を極力目立たなくさせることができ、

インテリアを重視した場合はとても有効で、優れたエアコンだと言えます。

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

このブログが少しでもあなたの参考になり後悔しないエアコン選びをお手伝いできるなら幸せです。