日本は海に囲まれた島国で、四季があり、場所により様々な環境があります。
エアコンには、そんな日本の環境で能力を活かして使用することができる様に、
少し特別な設計の機種が存在します。
寒冷地用のエアコン
暖房運転において、外気温が低ければそれに比例してエアコンの本来の能力は低下します。
寒冷地用のエアコンとは、
寒い地域などでも安定した暖房運転をするために作られたエアコンです。
通常のエアコンは外気温がマイナス15度前後(メーカーや機種により異なります)
までしか暖房運転をすることができませんが、
寒冷地用のエアコンは、外気温がマイナス25度前後(メーカーや機種により異なります)
まで暖房運転が可能になります。
また、通常のエアコンを寒冷地で使用すると、運転の最中に頻繁に除霜運転に切り替わり、
暖房が中断してしまったり、排水が凍ってしまったりします。
寒冷地用のエアコンでは、比較的除霜運転に切り替わりにくくなっていたり、排水を受け止める皿(ドレンパン)
に、排水が凍ってしまわない様にヒーターがついている機種などもあります。
最近では暖房能力に重点を置いた機種が各メーカーから販売されています。
この他に、エアコン本体ではありまんが、オプション部品として、室外機の吸い込み口や吹き出し口に設置できる
防雪フードなどもあります。
塩害対策エアコン
海が近く、潮風が直接室外機に当たる地域などでは、通常のエアコンを設置してしまうと、室外機が潮風の影響を受けて
比較的早くトラブルを起こしてしまいます。
塩害対策エアコンは、特殊なコーティングや塗装を施しており、錆びにくくなっています。
上記のような環境で使用するエアコンは、選べる機種や販売されている地域が限られてきますが、
安定して能力を発揮できることの方が重要ですので、
お住まいの環境に適した機種や施工方法を検討してみても良いかもしれません。
最後までご覧頂きありがとうございます。
このブログが少しでもあなたの参考になり後悔しないエアコン選びをお手伝いできるなら幸せです。