(エアコンDIY)作業前に確認する『5つ』のこと

実際にエアコンを取り付ける前の確認事項と準備についてご紹介します。

 

(注意)ここでご紹介する事を実践する場合は、必ず自己責任で行ってください。

また、エアコン設置に伴う作業の中には電気工事士などの国家資格が必要なことも多々ありますので、

よくご確認の上行うようにして下さい。

エアコン設置にまつわる電気工事については こちら をご覧下さい。

 

まずはエアコンが問題なく設置できるかの確認です。

ここをきちんと確認しておかないと作業を途中で中断したり、引き返せなくなってしまう可能性があります。

 

エアコン設置をDIYで行う前の確認ポイント

 

エアコン用配管穴とコンセントの確認

エアコン用配管穴が適切な位置に空いているか、(天井に近すぎないかなど)

コンセントは必ずエアコン専用コンセントで、

電圧やコンセント差し込み口の形状が、設置しようとする室内機に適合しているかを確認します。

エアコン配管用穴が空いていない場合や、コンセントの形状が適合しない場合などは、迷わず設置業者に依頼することをお勧めします。

コンセントを適合のものへ交換するには電気工事士の資格が必要ですし、

エアコン用配管穴を新たに開ける場合は、住宅の構造などをある程度理解している必要があります。

エアコン専用コンセントであるかどうかの確認の仕方は こちら をご参照下さい。

 

室内機設置スペースの確認

室内機の梱包の中には、据付説明書というものが必ず同梱されています。

そこに記載されている、必要な設置スペースを確認します。(メーカーのサイトなどで確認することもできます)

メーカーや機種ごとに異なりますが、必ず室内機の実寸よりも大きく必要になります。

室内機には背板(バックハンガー)などと呼ばれる壁掛け用の金属の板が付属しています。

この背板を先に壁に取り付けて、室内機を掛け時計のように上からひっかけて固定する仕組みです。

この時(掛けしろ)が必要になり、この(掛けしろ)も含めた寸法が必要な設置スペースとなります。

 

室内機周辺の確認

壁に室内機を設置したことを想像して、周囲をよく確認します。

(実際に設置した後ではなく、設置したことを想定して)

カーテンレールやカーテンボックス、棚や扉など、室内機を設置したとして、何も干渉しないことを十分確認します。

特に、エアコンの運転をした際に開く送風口のフラップが、カーテンや棚などに干渉しないよう注意が必要です。

 

室外機設置場所の確認

もちろん、物理的に室外機が設置できるスペースが必要なのですが、

室外機前面にある送風口を塞ぐことなく設置できるか、室外機を問題なく搬入できるルートがあるか、

などを確認します。

室外機のすぐ前にブロック塀などがあり送風をスムーズにできないようであれば、室外機の設置場所をかえるか、

室外機用架台(アングル)などを使用して対応する必要があります。

室外機から出る送風が不十分なまま設置すると、運転が停止したり故障の原因になります。

また、送風がスムーズにできる場所であっても、その風がお隣の窓などに向かないような配慮も重要です。

この時同時に、エアコン用配管穴の出口から室外機の配管接続部までの配管ルートと長さを確認するとスムーズです。

 

安全の確認

室内機を設置する際や、屋外で配管作業などを行う時に脚立や梯子を使用しますが、

それらが安全に使用できるだけの作業スペースが確保できるか確認します。

脚立の一段目のような低い段差であっても、不安定な場所ですと大怪我の原因にもなりますのでしっかり確認しましょう。

 

上記のようなことを全て問題なくクリアできれば、いよいよ実際に作業に取り掛かれます。

確認事項が複雑で多いように感じますが、ここで確認が不十分ですと、エアコンの設置作業が途中で出来なくなったり、

最悪の場合、事故や怪我につながりますので、私たちプロでも二度三度確認してちょうど良いと思っています。

少しでも不安や心配がある場合は、専門業者に確認や依頼をされることを強くお勧めします

 

最後までご覧頂きありがとうございます。

このブログが少しでもあなたの参考になり後悔しないエアコン選びをお手伝いできるなら幸せです。